けんしんです。
ちょっと困りました。
G20の影で行われていた米大統領選に向けた民主党候補討論会でカマラ・ハリス氏が民主党内の支持率で2位に躍進したとのことです。
ハリス氏は以前フェイスブックの解体を主張した議員で、私にとっては勝ち抜いて欲しくない候補の一人です。
カマラ・ハリス氏が民主党討論会で健闘
27日夜開催された2020年米大統領選に向けた民主党候補者討論会2日目は、ジョー・バイデン前副大統領やバーニー・サンダース上院議員など支持率で上位を走る有力候補者を中心とする顔合わせになったが、最も健闘が光ったのは移民を両親に持つ黒人女性のカマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州、54)だった。
ジャマイカ出身の黒人の父親とインド系の母親を持つハリス議員は、自身にとって根幹的な問題とする人種格差の問題を取り上げ、バイデン氏が1970年代に人種差別撤廃のためのスクールバス通学に反対したことや、数十年前に人種隔離政策を主張する南部州選出の上院議員たちと議会で協力したと最近発言したことについて厳しく追及した。
引用元:ロイター
なかなか攻撃的な議員のようですね。
ざっくりとしたイメージですが、こうした追求に秀でた人物は、バランス感覚に欠け、問題解決能力が低い人が多い気がします。
ハリス氏はどうなのでしょうか??
ハリス氏は民間保険の廃止も支持しているとか
同討論会では、民間保険の廃止についても議題に上がり、サンダース氏とハリスも賛成したようです。
民間保険の廃止は元々サンダース氏が主張しており、4月にユナイテッドヘルス(UNH)やアンセム(ANTM)といった医療保険大手の株価が急落したのは記憶に新しいです。
ハリス氏は、サンダース氏以外の民主党候補でただ一人民間保険の廃止に賛成した議員のようです。
今後ハリス氏が更に伸びてくるようだと、医療保険銘柄の株価にダメージがありそうですね。
医療保険銘柄ホルダーにとっては、サンダース氏に次ぐ厄介な議員が台頭して来たと言って良さそうです。
選挙が近くなると現れるポピュリズムに注意
これはアメリカに限った話ではありませんが、選挙が近くなるとポピュリズムが台頭してくるのは注意が必要ですね。
分かりやすい悪を作り出して攻撃したり、大衆受けの良い無責任な主張をする事ですね。
今月実施の日本の参議院選挙でも、年金問題や消費税増税が政局に利用されています。
アメリカだと、従来ウォール街がやり玉に上がりますが、最近は医療保険企業やGAFAなどのIT大手が矛先になっている印象があります。
これらの銘柄を持っている人は、当面は政治リスクに晒されやすいという点は心に留めておいた方が良さそうです。
本当は、企業のビジネスモデルの強さや業績を主眼に投資したいのですけどね。
色々と外部要因があって大変です。
ただし、ハリス氏は相当左旋回してようなので、仮に民主党候補の座を勝ち取っても、中道の支持を得られずトランプ大統領に負ける気もします。
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